東芝デバイス&ストレージは、消費電流が100μA(標準値)と少ないオペアンプIC「TC75S103F」を発売した(ニュースリリース)。モバイル機器に搭載する光センサーや超音波センサー、圧力センサー、振動センサーなどで検出した微小なアナログ信号を増幅する用途に向ける。「消費電流が少ないため、モバイル機器のバッテリー駆動時間の延長に貢献する」(同社)という。また、入力オフセット電圧が±1.5mV(最大値)と低いため、「各種センサーの感度を高められる」(同社)としている。具体的な応用先は、ノートパソコンやデジタルカメラ、携帯型POS端末、歩数計などである。

モバイル機器のセンサー入力回路に向けた低消費電流のオペアンプICの応用例(光センサーの場合)
東芝デバイス&ストレージの資料
[画像のクリックで拡大表示]

 CMOS技術で製造した。電源電圧範囲は+1.8〜5.5Vである。入力オフセット電圧の温度ドリフトは1μV/℃(標準値)。入力バイアス電流は1pA(標準値)。オープンループ電圧利得は100dB(標準値)。コモンモード入力信号除去比(CMRR)は60dB(最小値)を確保した。電源電圧変動除去比(PSRR)は70dB(最小値)。遮断周波数は0.3MHz(標準値)。スルーレートは0.52V/μs(標準値)。位相余裕は40度(標準値)である。入力と出力どちらも、電源電圧いっぱいまで振ることができる(レール・ツー・レール入出力)。パッケージは5端子SOT-25。動作温度範囲は−40〜+105℃。すでに販売を始めている。価格は明らかにしていない。