米Microchip Technology(マイクロチップ・テクノロジー)は、出力電圧の温度ドリフト(温度係数)が小さいバンドギャップ基準電圧源ICを発売した ニュースリリース 。電気自動車(EV)のバッテリー・マネジメント・システムといった車載機器や、産業機器、医療機器、航空宇宙用電子機器などに向ける。これらの機器に搭載されたマイコンやA-D変換器IC、D-A変換器ICなどに、新製品は基準電圧を供給する。

出力電圧の温度ドリフトが7ppm/℃と小さい基準電圧源IC
出力電圧の温度ドリフトが7ppm/℃と小さい基準電圧源IC
(出所:Microchip Technology)
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 新製品の出力電圧の温度ドリフトは7ppm/℃(−40〜+125℃における最大値)と小さい。「温度ドリフトを抑えたことに加えて、小型化と高信頼性、低価格化を実現したことが新製品の特徴である。この4つを同時に達成した基準電圧源ICの製品化は業界初」(同社)。パッケージは、外形寸法が2.9mm×2.8mm×1.15mmと小さい6端子SOT-23。車載機器用半導体ICの品質規格「AEC-Q100グレード1」に準拠する。参考単価は1.09米ドルからである。

 新製品の型番は「MCP1502」。バンドギャップ基準電圧回路や電圧レギュレーター回路、電圧調整用デバイダー回路、オペアンプ、出力ドライバー回路などを集積した。出力電圧が異なる8製品を用意した。出力電圧の選択肢は、1.024Vと1.250V、1.800V、2.048V、2.500V、3.000V、3.300V、4.096Vである。製品出荷時の出力電圧誤差は0.1%。出力電圧雑音は30μVRMS(10Hz〜10kHzにおける標準値)である。動作時の消費電流は140μA(標準値)と少ない。すでに販売を始めている。

新製品の内部回路構成
新製品の内部回路構成
(出所:Microchip Technology)
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