NECソリューションイノベータ(東京・江東)は、音声認識での入力や合成音声での作業指示を活用した製品検査や巡視点検向けツール「NEC 現場作業支援ソリューション」のオプション機能として、「NEC 現場作業支援ソリューション / データ活用オプション」「同帳票出力オプション」の提供を開始した。それぞれ、収集した作業データの分析と、帳票のデジタル化を支援する。

* NECソリューションイノベータのニュースリリース:https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/press/20201008/index.html

 現場作業支援ソリューションを利用すれば、ヘッドセットを装着した作業者が作業結果を音声で入力したり、合成音声で読み上げられた手順に沿って作業したりできる。従来の紙帳票による指示を置き換え、現場作業の正確性と生産性の向上を期待できる。作業者はハンズフリーで情報を入力できて検査・点検に集中でき、検査対象の周りを移動しながらの入力も可能。入力結果は合成音声で復唱されるので、入力ミスも起きにくい。工場などの騒音環境下でも作業者の声を認識できるようにした。合成音声での作業指示の読み上げは、紙の指示書よりも作業の抜けが起きにくく、経験の浅い作業者でも正しい手順で作業できるという。

* 関連記事「作業者がつぶやくと音声認識で進捗状況や異常を把握」:https://xtech.nikkei.com/dm/atcl/event/15/052300060/062400011/

 新たに提供する2つのオプションのうちデータ活用オプションは、ウイングアーク1st(東京・港)のダッシュボード「MotionBoard」と連携し、NEC 現場作業支援ソリューションで収集した作業データの分析環境を構築するもの。作業状況のリアルタイム表示、作業効率や障害傾向の分析などが可能で、ユーザーでの分析が容易になるようにサンプル画面を提供する(図1、2)。作業帳票の変更内容は自動的に分析画面へ反映されるようになっており、変更があった作業現場における課題などを可視化でき、作業指示の改善を図れる。

図1:「NEC 現場作業支援ソリューション / データ活用オプション」の作業状況のリアルタイム表示のイメージ
(出所:NECソリューションイノベータ)
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図2:「NEC 現場作業支援ソリューション / データ活用オプション」の作業結果分析の画面イメージ
(出所:NECソリューションイノベータ)
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 一方の帳票出力オプションは、収集した作業結果情報を作業報告書に自動で反映する機能(図3)。記入ミスの防止、報告精度の向上や帳票作成工数の削減につながる。作業結果をExcelへ自動出力する機能を画面サンプルとして用意した。

図3:「NEC 現場作業支援ソリューション / 帳票出力オプション」の帳票出力の画面イメージ
(出所:NECソリューションイノベータ)
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 価格は、現場作業支援ソリューションが312万円(税別、5ユーザー)でデータ活用オプションが185万円(同)、帳票出力オプションが300万円(税別)。別途、機器や保守などに費用が発生する。帳票出力オプションの利用は、データ活用オプションの利用が前提となる。