伊仏合弁STMicroelectronics(STマイクロ)社は、自動車のリア・コンビネーション・ランプの駆動に向けた12チャネル構成のLEDドライバーIC「ALED1262ZT」を発売した(ニュースリリース)。リア・コンビネーション・ランプとは、ブレーキランプ(ストップランプ)や方向指示ランプ、テールランプ、後退ランプ、後部反射器などを一体化した自動車用後方ランプである。新製品は、12個の定電流出力チャネルを備えており、7ビット分解能のPWM信号を使って階調表示(輝度制御)が可能だ。このため、アニメーションのような視覚効果や動的効果を実現することが可能という。自動車のリア・コンビネーション・ランプのほか、車内のインテリア照明の駆動にも使えるという。

自動車のリア・コンビネーション・ランプの駆動に向けた12チャネルLEDドライバーIC。STMicroelectronicsのイメージ
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 定電流出力チャネルの最大出力電圧は+19Vである。このため1つのチャネルで、複数のLED素子を直列に接続したストリングを駆動できる。出力電流の設定範囲は6m〜60mAであり、1個の外付け抵抗を使ってユーザーが設定できる。I2Cインターフェースを搭載しているため、外付けマイコンから制御することが可能だ。さらに、簡易なプログラム機能を用意しているため、外付けマイコンで制御しないスタンドアローン動作も可能である。放射電磁雑音(EMI)を低減するために、チャネルごとにターンオン時とターンオフ時の遅れ時間を設定する機能や、クロックのディザリング機能(スペクトラム拡散クロック機能)などを搭載した。

 LED素子のオープン(開放)検出機能や、サーマルシャットダウン機能付き過熱警告機能などを備える。入力電圧範囲は+5.5〜38V。パッケージは、実装面積が6.4mm×7.8mmの24端子HTSSOP。動作接合部温度範囲は−40〜+150℃。すでに量産を始めている。1000個購入時の米国での参考単価は約1.00米ドルである。このほか、評価ボード「STEVALL-LLL002V1」も用意している。