ニチコンは、+150℃の温度において2000時間の動作を保証するAl(アルミニウム)電解コンデンサー「UBHシリーズ」を開発し、2021年1月にサンプル出荷を始める(ニュースリリース)。量産は、同年4月に月産50万個体制で開始する予定である。

 これまでに同社は、+150℃の温度において1000時間の動作を保証するAl電解コンデンサー「UBCシリーズ」を製品化している。今回は、材料と製法を改良するとともに、比抵抗が低く、低蒸散の電解液を採用することで+150℃で2000時間の動作を保証することが可能になったという。自動車のエンジンルーム付近に搭載する電子制御ユニット(ECU)などに向ける。

+150℃の温度において2000時間の動作を保証するAl電解コンデンサー
ニチコンの写真
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 新製品にはこのほか、既存のUBCシリーズと比較すると2つの特徴がある。1つは、静電容量が1.5倍と大きいことである。このため、使用するコンデンサーの員数(個数)を削減できる。「車載用電子機器の小型化につながる」(同社)。もう1つは、等価直列抵抗(ESR)が低いことである。

 定格電圧(25Vまたは35V)と外形寸法(φ8mm×長さ10mmまたはφ10mm×長さ10mm)が異なる4製品を用意した。4製品の寸法や主な電気特性、そのほかの仕様は、それぞれ下掲の表の通りである。なお、価格は明らかにしていない。

発売した4製品の寸法や主な電気特性
ニチコンの資料
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新製品のそのほかの仕様
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