オーストリアamsは、実装面積が1mm×2mmと小さい環境光/近接センサーモジュール「TMD2712」を発売した(ニュースリリース)。実装高さは0.5mmである。同社によると、「業界最小の実装面積を実現した」という。スマートフォンなどに向ける。ユーザーの存在を検知してディスプレーをオン/オフしたり、周囲の明るさに合わせてディスプレーの輝度を調整したりする用途に使える。「実装面積が1mm×2mmと小さいため、スマートフォンのディスプレー上部のティアドロップ型ノッチ(切り欠け)に取り付けた前面カメラ(フロントカメラ)の隣に実装できるようになった。より大きなディスプレーをスマートフォンに搭載可能である」(同社)という。

業界最小の環境光/近接センサーの応用例
ディスプレー上部のティアドロップ型ノッチ(切り欠け)に実装した。amsのイメージ
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 発振波長が940nmの面発光型半導体レーザー(VCSEL)や、近接センサーに向けた赤外光検出用フォトダイオード、環境光センサーに向けた可視光(Photopic)検出用フォトダイオードと環境光センサーに向けた赤外光検出用フォトダイオード、VCSELドライバー(電流シンク)回路、A-D変換器、I2Cインターフェースなどを1つのパッケージに収めた。利得や積分時間、割り込みなどは、ユーザーが設定できる。近接センサーの検出可能な距離は最大15mである。

新製品の内部ブロック図
amsの資料
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 電源電圧は2電源必要。1つはA-D変換器やフォトダイオードなどの駆動に向けた+1.7〜1.98V。もう1つはVCSELドライバー駆動用の+2.9〜3.6V。スリープモード時の消費電流は0.7μAと少ない。パッケージは6端子OLGA。動作温度範囲は−30〜+85℃。すでにサンプル出荷を始めている。価格は明らかにしていない。評価ボードを用意している。