米アップルは2019年10月28日(現地時間)、アクティブノイズキャンセリング機能を採用したワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」を発表した(アップルの発表資料)。同年10月30日に249米ドル(日本では税別2万7800円)で発売する。同社は、2019年3月にAirPodsの新製品を発表した(関連記事)。Proはその上位機種に相当する。

「AirPods Pro」
[画像のクリックで拡大表示]

 AirPods Proは、外側と内側にそれぞれ1つ、合計2つのマイクを備える。これらのマイクとソフトウエアによって、ノイズをキャンセルする。外側のマイクによって、周囲の音を検出し、環境雑音を分析し、同音を相殺。内側のマイクは耳に向かう音を拾い、ノイズをさらに低減する。一連のノイズキャンセリングは、1秒間に200回実施するという。

 適度にノイズキャンセリングを施して音楽を聴きながら、周囲の音も聞ける「外部音取り込みモード」を備える。例えば音楽を聴きながらランニング中に、自動車の走行音を聞いたり、鉄道で移動中にアナウンスを聞いたりできる。

「AirPods Pro」のスピーカー部分など
[画像のクリックで拡大表示]

 AirPods Proの軸部分に搭載した新しい圧力センサーを使い、アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードを切り替える。加えて、同センサーによって、曲の再生や一時停止、スキップのほか、電話に出たり、電話を切ったりすることも行える。

 AirPods Proは、音声処理などを担う半導体部品「H1」チップを搭載する。10個の「オーディオコア」を備え、音声や「Siri」の処理などを行う。アップルによれば、H1は音声処理の遅延が非常に短く、リアルタイムのノイズキャンセリングが可能になったという。同時に、Siriを起動・利用できる。

H1チップを搭載する
[画像のクリックで拡大表示]

 内蔵2次電池による連続駆動時間はAirPodsと同様で最大5時間。アクティブノイズキャンセリング利用時で最大4時間半になる。

 快適に装着し続けられるように、通気性を高めた。耐汗、耐水仕様である。IPX4の防水性を備える。