米Microsoft(マイクロソフト)は2021年11月2日(米国時間)、複数人が遠隔地からアクセスできる、仮想空間上での会議や共同作業に向けた新サービス「Mesh for Microsoft Teams」を発表した。同年3月に発表した、クラウド基盤「Azure」を活用したMR(Mixed Reality)プラットフォーム(基盤)「Microsoft Mesh」と、会議やチャット、共有文書での共同作業などを行える「Microsoft Teams」を組み合わせたものとしている。「メタバースへのゲートウエー」(同社)と位置付ける。22年前半にプレビュー版をリリースする予定である。

「Mesh for Microsoft Teams」の利用イメージ
「Mesh for Microsoft Teams」の利用イメージ
(出所:マイクロソフト)
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 この新サービスでは、アバターを介して仮想空間内で会議や共同作業などを行う。例えば組織ごとに仮想空間を設けて、そこにアバターが参加し、会議や作業を行う。マイクロソフトの「HoloLens 2」のようなMR用ヘッドマウントディスプレー(HMD、ヘッドセット)だけでなく、パソコンやスマートフォンからも利用できる。

3D CGのアバターを介して交流
3D CGのアバターを介して交流
(出所:マイクロソフト)
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 先行事例として、マイクロソフトがアクセンチュアと共同で開発した仮想空間を紹介した。会議室や役員室、展示物などがあるという。この空間で、アクセンチュアは社員同士、特に新入社員向けにさまざまなイベントを開催し、交流を促したとする。

 作成したアバターは、Teamsでのビデオ会議でも利用できるため、服装などを気にせずに、気軽に参加できる。まず、音声を取り込み、それを基にアバターの表情を変える。今後、画像認識で口の位置を推測したり、頭や顔の動きを模倣したりといったことを可能にするという。カメラをオンしたほうが会議への没入感が増す一方で、服装などの身だしなみが気になり、カメラをオフして参加する場合もままある。アバターであれば、プライバシーを保ちながら、カメラをオンにした状態でビデオ会議に参加しやすい。

仮想空間のロビーの例
仮想空間のロビーの例
(出所:マイクロソフト)
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仮想の会議室で会話や共同作業を行っている様子
仮想の会議室で会話や共同作業を行っている様子
(出所:マイクロソフト)
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