ミスミグループ本社は、機械部品のオンライン受注加工サービス「meviy」(メヴィー)の領域を拡大し、樹脂材の取り扱いを開始した(図1、ニュースリリース)。これまで提供してきた金属材と同じくミクロン単位の公差で樹脂材を加工し、部品を提供する。

図1:「meviy」の3Dデータ登録画面のイメージ(左)と樹脂部品(右)。(出所:ミスミグループ本社)
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 同サービスは、ユーザーが3Dデータをアップロードすると即時に見積もりを出し、最短1日で部品を出荷できる(図2、関連記事)。ほぼ全ての3D-CAD形式に対応し、金型部品や試作加工品、板金部品、切削プレートなどの部品を加工する。2019年10月には、国内でのユーザーが2万8000人を突破。リピート率は8割以上という。

図2:従来の調達プロセス(上)と「meviy」による調達プロセス(下)の比較。(出所:ミスミグループ本社)
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 新たに切削プレートの材質として、白色のポリアセタール(POM)と青色のポリアミド(MCナイロン)に対応した。長さ10×幅10×厚さ5mm〜長さ600×幅400×厚さ60mmを加工でき、公差は最小で±0.05mm。注文から6日目に出荷する。材質については順次、追加していく予定だ。

 同社によると、軽量で柔軟性や滑り性が高く、防錆性を備える樹脂材は、自動車や電気・電子、食品、医療機器といった分野の機械装置向けに需要が高まっている。一方で樹脂部品は、加工できるメーカーが金属加工メーカーに比べて少ないのに加えて人材不足も影響し、供給が不安定な状況が続いているという。同社はmeviyの領域を拡大して、こうした課題に対応。ユーザーはワンストップ調達を強化できるようになる。