米Diodes(ダイオーズ)は、「PCI Express 2.1」規格に準拠した車載機器向けパケットスイッチIC「PI7C9X2G304EVQ/PI7C9X2G404EVQ」を発売した(ニュースリリース)。車載用半導体の品質規格「AEC-Q100グレード2」に準拠する。さらに自動車業界における生産部品承認プロセス(PPAP)への対応も可能だ。

テレマティックス機器やADAS (Advanced Driver Assistance System)機器、カーナビゲーション装置、車内無線ルーターなどに向ける。同社によると、「こうした車載機器では、さまざまな新しい機能が搭載されており、外付け部品をPCI Expressで接続するケースが増えている。このため、既存のSoCやASSP、マイクロプロセッサー、FPGAなどでは、PCI Expressポートのファンアウト数が足りないというケースが出始めている」という。今回の新製品を外付けすれば、接続できるPCI Express対応エンドポイントを増やすことができる。

車載機器に向けたPCI Express 2.1対応パケットスイッチIC。Diodesのイメージ
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 PI7C9X2G304EVQとPI7C9X2G404EVQの違いは、PCI Expressのポート数にある。PI7C9X2G304EVQは3ポート、PI7C9X2G404EVQは4ポートを備える。例えば、PI7C9X2G404EVQであれば、1ポートを使ってSoCと接続し、残る3ポートでPCI Express対応エンドポイントと接続するといった使い方が可能になる。どちらの製品も、対応するレーン数は4つ。レイテンシーは150ns(最大値)。クロックバッファー回路を集積した。消費電力は、L0ノーマルモード時に300mW(標準値)、D3HOTPMサブステートモード時に35mW(標準値)である。パッケージは、実装面積が10mm×10mmの136端子aQFN。動作温度範囲は−40〜+105℃。価格は明らかにしていない。