米AMD(Advanced Micro Devices)は、デスクトップPC向けMPUである第3世代Ryzenのハイエンド製品「Ryzen 9 3950X」を2019年11月25日に発売する(ニュースリリース1)。第3世代Ryzenは7nmプロセスで製造するMPUで、ラインアップなどの詳細情報は2019年5月末のCOMPUTEX TAIPEI 2019に合わせて発表されている(関連記事1)。

今回発表された新製品の主な仕様。筆者作成
[画像のクリックで拡大表示]

 ただしハイエンド製品のRyzen 9 3950Xは少し遅れて、同年6月の「E3 2019:2019 Electronic Entertainment Expo」の際に追加で発表された(関連記事2)。その際には、Ryzen 9 3950Xの発売は同年9月としていた。9月の発売予定は、そのほかのデスクトップ向け第3世代Ryzenが発売された同年7月7日でも変わらなかったが(関連記事3)、AMDは同年9月21日にTwitterの公式アカウントで、Ryzen 9 3950Xと第3世代Threadripperの第1弾製品(詳しくは後述)の出荷が同年11月にずれ込むことを明らかにした(Twitterのお知らせ)。なお、今回11月25日の発売が発表されたRyzen 9 3950Xの仕様や価格などは、以前に公開されたものと変化はない。例えば、価格は749米ドルである。AMDはRyzen 9 3950Xの競合品として、米Intelの「Core i9-9900K」(関連記事4)や「Core i9-9920X」(関連記事4の2ページめ)を挙げている。これらに比べてRyzen 9 3950Xは性能や電力効率が高いと主張する。

Ryzen 9 3950Xと競合製品を比較。AMDのスライド
[画像のクリックで拡大表示]

 AMDはRyzen 9 3950Xの発売日とともに、デスクトップPC向けAPU(GPUコアを混載したMPU)の新製品「Athlon 3000G」を市場投入することも表明した。Athlon 3000Gは低価格帯PC向けで、競合品としてIntelの「Pentium Gold G5400」(Intelの製品情報ページ)を挙げる。Athlon 3000Gの価格は、Pentium G5400のリストプライスの64米ドル(記事執筆時点)よりもさらに低い49米ドルである。

Athlon 3000Gと競合製品を比較。AMDのスライド
[画像のクリックで拡大表示]

 Athlon 3000Gのダイは、既存の「Athlon 200GEシリーズ」(関連記事5)と同様に米GLOBALFOUNDRIESの12LPプロセスで製造する「Picasso」コアを集積している。Athlon 3000Gの最大の特徴は、動作周波数がアンロックで、いわゆるオーバークロック動作が可能なことである。AMDによれば、Zenコア集積Athlonでオーバークロック動作が可能な製品は、今回が初めてだという。Athlon 3000Gは2019年11月19日より販売を開始する。

この先は日経 xTECH Active会員の登録が必要です

日経xTECH Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。