旭化成エレクトロニクスは、+8〜32Vの単一電源で動作するモーター駆動IC「AP1041AEC/AP1042AEC」を開発し、2020年2月に販売を開始する(ニュースリリース)。2製品どちらも、1チャネルのHブリッジ回路を搭載しており、直流(DC)モーターを1個駆動できる。AP1041AECとAP1042AECの違いは最大出力電流にある。AP1041AECは最大1A、AP1042AECは最大5Aである。+24V電源で動作する電子機器に向ける。具体的な応用先は、プリンター複合機(MFP)や、レーザー・ビーム・プリンター、オフィス機器、現金自動預け払い機(ATM)、POS端末などである。

+8〜32Vの単一電源で動作するモーター駆動IC。旭化成エレクトロニクスのイメージ
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 2製品どちらも、VREF端子に入力する電圧レベルに応じて、出力するPWM信号のデューティー比を制御する機能を搭載した。この機能を使うことで出力電流を調整できるため、モーターの速度制御や起動時のピーク電流を抑えられる。制御信号入力は、パラレル入力とコンプリメンタリー入力の両方に対応する。保護機能として、貫通電流防止機能や低電圧検出機能、過熱保護機能、出力段の過電流保護機能などを搭載した。Hブリッジ回路のオン抵抗(ハイサイドスイッチとローサイドスイッチの和)は、AP1041AECが1.5Ω(標準値)、AP1042AECが0.3Ω(標準値)である。外付けの電流検出抵抗は不要という。

 パッケージは2製品どちらも、実装面積が4mm×4mmと小さい24端子QFNである。「小さな実装面積で大電流のDCモーターを駆動できる」(同社)という。動作温度範囲は−30〜+85℃。価格は明らかにしていない。