米AMD(Advanced Micro Devices)は、プロフェッショナルPC/ワークステーションに向けたGPUカードの新製品「Radeon Pro W5700」を発売した(ニュースリリース)。同社が7月に発売したコンシューマー向けの「Radeon RX 5700」(関連記事)のプロフェッショナル向け製品と位置付けられる。

今回の新製品。幅は2スロット。高さはフルハイト。長さは10.5インチ(267mm)。AMDの写真
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 今回の新製品のRadeon Pro W5700は、コンシューマー向けのRadeon RX 5700と同じく、RDNAアーキテクチャーで台湾TSMCの7nm FinFETプロセスで製造するチップ「NAVI」をベースとしたGPUカードである。CU(Computation Unit)は36基。32ビット浮動小数点演算の最大性能は8.89TFLOPs、64ビット浮動小数点演算の最大性能は556GFLOPsであり、Radeon RX 5700よりも少し高い。新製品のブースト時の最大動作周波数は未発表だが、Radeon RX 5700との性能差から推定すると、おおよそ1930MHzと思われる(Radeon RX 5700は最大1725MHz)。

 新製品のRadeon Pro W5700のメモリーはGDDR6型DRAMで8Gバイトを搭載する。メモリー帯域幅は最大448Gバイト/秒。TDP(熱設計電力)は205Wと、Radeon RX 5700の180Wからやや増加している。ディスプレー出力は6つ。このうち5つはMini-DisplayPort。残り1つは、HMD(Head Mount Display)などに向けたUSB Type-Cである。PC/ワークステーションとの接続は×16のPCI Express Gen. 4。PCI Express Gen. 4接続のPC/ワークステーション向けGPUカードは今回が初めてだという。

 ソフトウエアとしてプロフェッショナル向けの「Radeon Pro Software for Enterprise」が提供されるほか、主要なワークステーションの認証を取得したプロフェッショナルグレードのドライバーも用意される。Radeon Pro W5700の価格は799米ドル。