ロームは、実装面積が5.0mm×2.5mmと小さく、定格電力が4Wと大きいシャント抵抗器「GMR50」を発売した(ニュースリリース)。シャント抵抗器は、車載用や産業用などの幅広い電子機器において、電流検出用途で使われている。同社によると、「車載機器では、モーターやECU(電子制御ユニット)の搭載個数が増えているため、シャント抵抗器には小型化かつ高電力化が求められていた」という。今回の新製品は、電極構造を見直すと同時に素子設計を最適化することで、5.0mm×2.5mmの製品でとしては「業界最大」(同社)の定格電力である4Wを実現した。従来の定格電力が4Wの製品と比べると、実装面積を39%削減できるとする。車載機器や産業機器に搭載するモーター駆動回路や電源回路などに向ける。

実装面積が5.0mm×2.5mmで定格電力が4Wのシャント抵抗器。ロームの写真
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 抵抗値は5m〜220mΩに対応する。抵抗値の許容差は±1%(いわゆるF級)。抵抗温度係数は、5mΩ品が0〜±25ppm/℃で、10m〜220mΩ品が±25ppm/℃と小さい。例えば、5mΩ品の場合、2Wの電力で使用したときの表面温度の上昇は+65℃に抑えられる。「従来品に比べると、表面温度の上昇を57%削減できる」(同社)という。車載用受動部品の品質規格である「AEC-Q200」に準拠する。実装高さは5.0mm。使用温度範囲は−55〜+170℃。サンプル価格は200円(税別)。量産は2019年11月に、月産100万個規模で開始した。