ロビット(東京・板橋)は、食品・農作物の加工工程において異物や不良品を検出・除去するためのシステム「TESRAY for food & agri(テスレイ フォー フード アンド アグリ)」の提供を開始した。

 ロビットは、外観検査ソリューション「TESRAY(テスレイ)」を開発し、メーカーなどへの導入を進めてきた。TESRAYは、撮影から人工知能(AI)による異物検出、ロボットによるワークハンドリングまで、外観検査工程を自動化するためのもの。今回この技術を応用し、食品・農作物のような不定形物の検査に対応させた。

 TESRAYのAIアルゴリズムなどを食品・農作物向けに最適化し、異物やかび、皮むけ、虫食い、病斑などの不良を「過検出せずに高精度で検出できるようにした」(同社)という。カット野菜やナッツ類から生薬、魚卵、香辛料といった指先サイズの小さなものから手のひら程度の大きさのものまでを対象としている。

 現在、食品・農作物の加工ラインにおける自動検査としては、主に光学式や近赤外線などを用いた選別装置が使われているが、検査対象や検査の範囲・内容が限られるといった課題があるため、多くの現場では作業者による目視検査が主流となっている。TESRAY for food & agriはそうした検査工程を自動化できるとしている。既に大手製薬企業が検査工程の自動化に向けて同システムの導入を進めているという。