米Diodes(ダイオーズ)は、ホスト側とクライアント側の両方に使える「USB BC(Battery Charging) 1.2」準拠の充電タイプ検出IC「PI3USB9201」を発売した(ニュースリリース)。同社によると、「従来品は、ホスト側専用、もしくはクライアント側専用だった。ホスト側とクライアント側の両方に使える今回の新製品を使えば、在庫で抱える型番と数量を減らせるため、コストを削減できる」という。USB Type-Cインターフェースを搭載するノートパソコンや、タブレット端末、スマートフォン、ドローン、小型家電機器などに向ける。

ホスト側とクライアント側の両方に使える「USB BC 1.2」準拠の充電タイプ検出IC。Diodesの写真
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 充電タイプ検出回路と、USBデータ用スイッチ、スイッチ制御回路、I2Cスレーブ回路を1チップに集積した。ホストモードとクライアントモードを備える。動作モードは、I2Cインターフェースを介して、ユーザーが選択できる。ホストモードを選択した場合は、採用した充電タイプをUSB D+/D−端子を介してクライアント側に通知できる。対応する充電タイプは、「SDP(Standard Downstream Port)」「CDP(Charging Downstream Port)」「DCP(Dedicated Charging Port)」である。一方、クライアントモードを選択した場合は、USB D+/D−端子を監視し、充電タイプを判別することが可能だ。ホストモードには、マウスやキーボードを介したホストシステムの起動を可能にするため、USBデータ用スイッチのパススルー機能を用意した。

 USB D+/D−ラインの周波数帯域幅は2GHzに対応する。電源電圧範囲は+2.7〜5.5V。シャットダウン時の消費電流は1μA(最大値)。パッケージは、実装面積が2mm×2mmと小さい12端子UQFN。動作温度範囲は−40〜+85℃。すでに量産を始めている。価格は明らかにしていない。