旭化成エレクトロニクスは、自動光学検査装置(AOI:Automated Optical Inspection)などに向けたリニア・イメージ・センサー用アナログフロントエンド(AFE)IC「AK8464」を発売した(ニュースリリース)。CCD(Charge Coupled Devices)方式のイメージセンサーと、CIS(Contact Image Sensor)方式のCMOSイメージセンサーの両方に対応できる。AFE回路を3チャネル集積した。自動光学検査装置のほか、スキャナーや複写機、現金自動預け払い機(ATM)などに向ける。

自動光学検査装置などに向けたリニア・イメージ・センサー用AFE。旭化成エレクトロニクスの写真
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 最大サンプリング速度が35Mサンプル/秒の14ビットA-D変換器を3個集積した。AFE回路の出力分解能は10ビットである。このほか、リニア・イメージ・センサーの信号処理に必要な、タイミングジェネレーター(TG)や、水晶発振回路(OSC)、周波数シンセサイザー(SYNTH)、スペクトラム拡散クロックジェネレーター(SSCG)などの周辺回路も搭載した。CCDイメージセンサーとはCDS方式もしくはクランプ方式、CISイメージセンサーはDC(直流)直結で接続できる。入力信号の振幅範囲は、CDS方式のときに1.05Vpp(最小値)、クランプ方式とDC直結の場合は1.00 Vpp(最小値)。センサーの基準電圧は、CDS方式とクランプ方式の場合は2.33V(標準値)で、DC直結の場合は0.55〜1.55Vの範囲で設定できる。

 スペクトラム拡散クロックジェネレーターの変調幅と変調周波数はユーザーが設定可能だ。変調幅の設定範囲は±2.08%(最大値)。変調周波数の設定範囲は30k〜50kHzである。画素クロック信号の周波数範囲は8.75M〜35MHz。デジタル出力信号の形式はLVDSである。パッケージは、56端子HVQFN。動作温度範囲は0〜+85℃。2019年12月に販売を開始する予定という。価格は明らかにしていない。