米Vishay Intertechnology(ビシェイ)は、実装面積が5mm×5mmと小さいPowerPAKパッケージに封止した降圧型DC-DCコンバーターICを2シリーズ発売した(ニュースリリース)。1つは、入力電圧範囲が+4.5〜55Vで、最大出力電流が3〜12Aの「SiC47xシリーズ」。もう1つは、入力電圧範囲が+4.5〜60Vで、最大出力電流が2〜10Aの「SiC46xシリーズ」である。どちらも、同社の降圧型DC-DCコンバーターICファミリー「microBUCK」に含まれる。ハイサイドスイッチとローサイドスイッチを集積しており、インダクターなどを外付けするだけで降圧型DC-DCコンバーター回路を構成できる。変換効率は、ピーク値で98%が得られるという。産業機器やFA機器、ホームオートメーション機器、無線通信基地局、通信/ネットワーク機器、ロボット、ドローン、電動工具、現金自動預け払い機(ATM)などに向ける。

55V入力で最大12A出力が可能な降圧型DC-DCコンバーターIC。実装面積は5mm×5mmと小さい。Vishay Intertechnologyの写真
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 SiC47xシリーズは、最大出力電流の違いで4製品を用意した。「SiC479」は最大3A。「SiC478」は最大5A。「SiC477」は最大8A。「SiC476」は最大12Aである。SiC46xシリーズも、最大出力電流の違いで4製品を用意している。「SiC469」は最大2A。「SiC468」は最大4A。「SiC467」は最大6A。「SiC466」は10Aである。いずれの製品も、出力電圧は最小で+0.8Vに設定できる。出力電圧の誤差は±1%(−40〜+125℃における最大値)。スイッチング周波数の設定範囲は100k〜2MHzである。通常動作時はPWMモードだが、軽負荷時は強制連続導通モード、もしくはパワー・セーブ・モードのいずれかを選択できる。

 出力の過電圧保護機能や、自動リカバリーが可能な出力の低電圧/短絡保護機能、パワーグッド信号出力機能、過熱保護機能などを備える。シャットダウン時の消費電流は4μA、スイッチング動作がないときの消費電流は156μAである。動作温度範囲は−40〜+105℃。すでにサンプル出荷と量産出荷を始めている。価格は明らかにしていない。