パナソニックの戦略子会社であるShiftall(シフトール)は2021年12月3日、鏡にカメラを取り付けることで「服かぶり」を防げるサービスを開始したと発表した。「特に女性は、同窓会や会社のプレゼンで『また同じ服か』と思われるのを気にする人が多いはず」と同社CEO(最高経営責任者)の岩佐琢磨氏は説明する(図1)。

図1 服装ログ記録サービス「MiLOG」の専用カメラ
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図1 服装ログ記録サービス「MiLOG」の専用カメラ
専用カメラの外形寸法は、横幅約116mm×高さ35mm×奥行き41mmで、質量80g。画素数は500万画素で、連続利用時間は約30日間。2.4GHzの周波数帯でスマホなどに画像伝送する。カメラに搭載するボタンを押したり、付属のリモコンを使うことで撮影できる。(撮影:日経クロステック)

 服装ログ記録サービス「MiLOG」は、Wi-Fi通信できる専用カメラをスタンドミラーに取り付けることで、毎日の服装を記録。撮影画像はクラウドに保存され、スマートフォンなどで過去の服装をいつでも確認できる。月額490円(税込み)のサブスクリプション(継続課金)サービスとして提供する。「単純にスマートミラーを発表しても、デザインや設置性の問題で普及しにくいと考え、カメラという形にした」(岩佐氏)。

 サブスク契約すると、専用カメラが手元に届く。このカメラを自宅の鏡などに備え付け、スマホに専用アプリをダウンロードすれば使える。

 MiLOGの主な特徴は、(1)過去の服装の検索、(2)服かぶりの通知、の2点だ。

 まず、米Google(グーグル)のサービス「Googleカレンダー」と連携し、過去の服装を検索できるようにした。当日の服装とGoogleカレンダーの予定を組み合わせて記録するため、過去の予定を検索すれば着ていた服装も分かるというわけだ。例えば、「同窓会」などの検索ワードを打ち込めば、過去に同窓会に着ていった服装を一覧で確認できる(図2)。

図2 専用アプリの画面イメージ
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図2 専用アプリの画面イメージ
当日の服装に加えて、Googleカレンダーに記録した予定や、当日の天気なども見られる。(出所:Shiftall)

 当日の服装と、過去の同じシチュエーションで着ていた服装が似ていた場合に通知する機能を搭載した。専用カメラのLEDライトが光ったり、専用アプリで通知したりする。

 専用カメラの外形寸法は、横幅約116mm×高さ約35mm×奥行き約41mmで、質量80g。画素数は500万画素で、連続利用時間は約30日間。2.4GHzの周波数帯でスマホなどに画像伝送する。「ハッキングや誤作動などで勝手にカメラが起動しても、撮影時にLEDライトが光るため、すぐに気付けるはずだ」(岩佐氏)とする。

 なお、販売目標台数については「設定しない」(岩佐氏)。「販売台数が読めそうにない製品だからだ。まずは通常の台数を製造してみて、どう評価されるかで増産などの対応を考えたい」(同氏)という。