TDKは、スマートスピーカーやタブレット端末などのオーディオラインに向けたノイズ抑制フィルター(フェライトビーズ)「MAF1608GAD-Lタイプ」を発売した(ニュースリリース)。同社が独自開発した低歪みのフェライト材料を採用すると同時に内部構造を最適化することで、ノイズ対策部品を挿入した際の音質劣化という弊害を抑えたとする。同社はフェライトビーズではなく、「ノイズサプレッションフィルタ」と呼んでいる。今回の新製品は、同社従来品である「MAF1608GAD-Cタイプ」と比較すると、直流抵抗を低減するとともに、定格電流を2A以上に増やした点が特徴である。このため、通常オーディオ出力が2Wを超えるスマートスピーカーなどのスピーカーライン(オーディオラインの1つ)にも適用可能になったとしている。

スマートスピーカーなどに向けた定格2Aを超えるノイズ抑制フィルター、TDKの写真
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 定格電流やインピーダンスの違いによって2製品を用意した。1つは、定格電流が3.2Aと大きい「MAF1608GAD121L」である。900MHzにおけるインピーダンスは120Ω(標準値)。直流抵抗は、標準値が0.021Ω、最大値が0.0027Ωである。もう1つは、定格電流が2.3Aの「MAF1608GAD201L」である。900MHzにおけるインピーダンスは200Ω(標準値)と大きい。直流抵抗は、標準値が0.045Ω、最大値が0.0059Ωである。実装面積はどちらも1.6mm×0.8mm。量産は、月産500万個規模で2019年12月に始める予定だ。サンプル価格はどちらの製品も30円である。