ルネサス エレクトロニクスは、外形寸法が10.2mm×2.5mm×2.1mm(端子部を含む)と小さい太陽光発電インバーター向けフォトカプラー「RV1S92xxA/RV1S22xxA」を発売した(ニュースリリース)。絶縁耐圧は5000VRMS。沿面距離は8.2mmを確保した。同社によると、「8mm以上の沿面距離を確保したフォトカプラーとしては業界最小」という。このため搭載する機器を小型化したり、同じ寸法ならばより多くの機能を搭載できるようになる。具体的な応用先は、太陽光発電システム向けインバーター装置のほか、AC(交流)サーボ機器、プログラマブル・ロジック・コントローラー(PLC)、ロボットアーム、蓄電/充電装置などである。

「業界最小」の太陽光発電インバーター向けフォトカプラー。ルネサス エレクトロニクスのイメージ
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 RV1S92xxAは2製品、RV1S22xxAは3製品を用意した。前者のRV1S92xxAは、入力側にAlGaAs(アルミニウム・ガリウム・ヒ素)材料を使うLEDを配し、出力側にフォトダイオードと受光ICを用いたフォトカプラーである。「RV1S9260A」は、応答速度が15Mビット/秒と高いことが特徴だ。このため、高速なインターフェース回路への適用が可能である。出力形式はCMOS形式である。「RV1S9213A」は、伝搬遅延時間のバラツキが270ns(標準値)と小さいことが特徴である。出力形式はオープンコレクター形式。インテリジェント・パワー・モジュール(IPM)の駆動に向ける。2製品どちらも、瞬時コモンモード除去電圧は±50kV/μs(最小値)を確保した。パッケージは、外形寸法が10.2mm×2.5mm×2.1mm(端子部を含む)の5端子LSSOである。

 一方、後者のRV1S22xxAは、入力側にGaA(ガリウムヒ素)材料を使うLEDを用い、出力側にフォトトランジスタを使ったフォトカプラーである。直流(DC)入力に対応した「RV1S2281A」と「RV1S2211A」に加えて、2個のLEDを逆並列に接続することで交流(AC)入力に対応した「RV1S2285A」を用意した。パッケージは、外形寸法が10.2mm×2.5mm×2.1mm(端子部を含む)の4端子LSSOである。

 5製品いずれも、モーター駆動機器に向けた安全規格「UL61800-5-1」や、PLCや制御機器に向けた安全規格「UL61010-2-201」に準拠する。動作温度範囲は5製品いずれも−40〜+115℃。1000個購入時の米国での参考単価は、RV1S9260Aが0.64米ドル、RV1S9213Aが0.53米ドル、RV1S2281AとRV1S2211Aが0.17米ドル、RV1S2285Aが0.40米ドルである。