米ブロードコム(Broadcom)は、1チップで25.6Tビット/秒の広帯域を実現できるEthernetスイッチICの新製品「StrataXGS Tomahawk 4 BCM56990」を発表した(ニュースリリース1)。ちょうど2年前の2017年12月に発表された「StrataXGS Tomahawk 3 BCM56980」(ニュースリリース2)の後継製品である。

新製品の「StrataXGS Tomahawk 4 BCM56990」
Broadcomの写真

 Tomahawk 3で実現できる最大帯域は12.8Tビット/秒だったので、新製品のTomahawk 4はそれを2倍にしたことになる。帯域を広げられたのは最新の7nmプロセスで製造したことが効いているようだ。Tomahawk 4は、「Blackhawk7」と呼ぶSerDesコアブロックを最大64個集積する。各Blackhawk7は、56Gビット/秒のPAM 4 SerDesを8個含む。すなわちチップ全体では56Gビット/秒のPAM 4 SerDesを最大512個集積する。また、チップの内部エリアには1GHz動作のArmコアを4個集積している。Tomahawk 4は競合製品比で最大75%の低電力化および低コスト化を図ったという。

 新製品のTomahawk 4は100G/200G/400Gビット/秒のEthernetをサポートする。100Gのビット/秒のEthernetの場合、新製品は1チップで256ポートのスイッチングとルーティングが可能である。一方、400Gビット/秒の場合は64ポートのスイッチングとルーティングができる。Tomahawk 4は、現在、特定顧客向けに出荷中である。

 同社はTomahawk 4の市場投入に合わせて、「OpenNSA(Open Network Switch API)」(GitHubのOpenNSAのホームページ)と呼ぶネットワーク・サービス・インターフェースと、OpenNSAを同社のStrata XGS及びStrataDNX製品で利用するためのSDK APIを公開した。OpenNSAはOpen Compute Projectで定義されたSAI(Switch Abstraction Interface)に準拠しており、SAI準拠のAPIをBroadcomのSDK APIに容易に変換できるという。