米Qorvo(クォルボ)は、飽和出力電力(Psat)が最大100Wと大きいGaNパワーアンプMMIC(Monolithic Microwave Integrated Circuit)「QPA2309」を発売した(ニュースリリース)。対応する周波数範囲は5.0G〜6.0GHzである。いわゆるCバンド(C帯)向けである。同社によると、「GaNパワーアンプMMICとしては、業界最大の飽和出力電力を達成した」という。レーダーや電子戦などの用途に向ける。「こうした用途に適用すれば、外形寸法や重さを増やすことなく、レーダーの到達距離や感度を増やすことができる」(同社)。

飽和出力電力が最大100Wと大きいGaNパワーアンプMMIC
Qorvoのイメージ
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 SiC基板の上にGaNデバイスを成長させる同社独自のGaN-on-SiCプロセス技術「QGaN25HV」で製造した。電力付加効率(PAE:Power Added Efficiency)は52%と高い。インピーダンス整合回路は内蔵したため、外付けのRF部品を用意する必要はない。このため、電子機器設計が用意になり、性能を犠牲にすることなく外形寸法と重さを削減できるとしている。このほか同社は、飽和出力電力が最大50WのGaNパワーアンプMMIC「QPA2310」を併せて発売した。パッケージは2製品どちらも、外形寸法が7.0mm×7.0mm×0.82mmの48端子QFNである。2製品の端子互換性を確保した。このほかの主な特性は下表の通りである。

新製品の主な仕様
Qorvoの表
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 現在、一部のユーザーに向けてサンプル出荷を始めている。価格は明らかにしていない。