中国ZTEは2021年12月22日(現地時間)、中国China Mobile(中国移動)四川支社、Dahantricom Corporationの協力を得て、パンダ保護活動を支援する5Gメッセージングアプリとしては世界初とする「Panda’s Coming」の運用を開始したと発表した。中国ジャイアントパンダ国立公園四川省管理局とThe Nature Conservancy(TNC)の指導の下、四川省徳陽市管理支部にて活用されている。ZTEでは、このアプリ公開に合わせて、5Gスマート端末一式を同国立公園パンダ管理チームに寄贈している。

(出所:ZTE)
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 携帯電話番号にひもづいた5Gメッセージングは、ユーザー登録を必要とせず、すぐに使用できる。今回の「Panda’s Coming」にも、どこでも効率的に広域で使える5Gメッセージング機能の利点が生かされている。森林保全やパンダ保護活動への市民参加がデジタルで簡単に実現でき、パンダに代表される生物多様性保護と、その生息地での持続可能な社会実現を支援する。

 今回のアプリケーションでは、森林警備隊員が、パンダに関するモニタリングデータをリアルタイムに送信するほか、問題発生時のアラーム送信、パトロール活動の効率化などが可能になる。また、パンダに関する知識を人々に提供したり、野生のパンダの姿を生配信したりすることも可能となる。これにより、より多くの人々がパンダ保護活動に関心を持つようになれば、この活動自体の拡大にも役立つ。

 国立公園の運営改善にも貢献する。今回のアプリは、観光サービス事務所とも連携しており、観光予約や観光ルートの確認ができるほか、観光客への音声解説や双方向体験機能なども用意されている。また、試験繁殖研究所とも相互接続しており、新しい形の広報や教育の場として活用できるものとなっている。

 China Mobile四川支社の5Gネットワークは、既に、四川省の主要都市部全てに対応している。今後は、5Gとクラウドネイティブ・ネットワーク機能(CNF)、AaaS(Advertising as a Service)を活用した新しい情報サービスシステム構築にも注力していくとしている。