ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)は2021年1月27日、GPU対応の高性能計算(HPC)向けサーバー「HPE Apollo 6500 Gen10 Plus System」を発表した。HPE Apolloシリーズの最新版になる。「NVIDIA HGX A100 4GPU」と「同8GPU」、「AMD Instinct MI100」に対応し、演算精度の指標として用いられる倍精度浮動小数点演算は前世代機(HPE Apollo 6500 Gen10 System)の約20倍を達成したという。本体の最小構成での希望小売価格は502万5000円(税別)。

 HPE Apollo 6500 Gen10 Plus Systemは、AMDが提供するEPYCプロセッサーを最大2基まで搭載可能だ。日本HPEの高橋健HPC&AI/MCS事業統括カテゴリーマネージャーは「同プロセッサーで最も性能が高いAMD EPYC 7H12 2.6Hz 64コアにも対応している」と説明した。

HPE Apollo 6500 Gen10 Plus Systemの外観
(出所:HPE)
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 ユーザーの要件に合わせてサイズや性能を選べる。物理的な大きさが違うフルワイドの「HPE ProLiant XL675d Gen10 Plus」とハーフワイドの「HPE ProLiant XL645d Gen10 Plus」の2つのノードから選択できる。さらにそれぞれのノードに対してGPUを格納するモジュールを2種類から選べる仕組みだ。フルワイドのノードにはNVIDIA HGX A100 8GPUか、従来のPCIeカードタイプのNVIDIA HGX A100もしくはAMD Instinct MI100をダブルワイドで最大10枚搭載できる。ハーフワイドのノードにはNVIDIA HGX A100 8GPUもしくはフルワイドと同じPCIeカードタイプのGPUをダブルワイドで最大4枚搭載可能だ。

 日本HPEは最新GPUを含めた同社製品をユーザーが実際に確認できる「HPE AI検証センター」を設けた。「機材を含め利用できる環境はそろっており、検証をすぐに開始できる状態」(同社)としている。今回発表したHPE Apollo 6500 Gen10 Plusも同センターで検証可能であり「昨今の状況を踏まえオフィスに実際に来る必要はなく、VPNを通じて利用できるようにする予定だ」(高橋マネージャー)という。