日本マイクロソフトは2021年2月18日、地方自治体やその委託業者向けに、新型コロナウイルスのワクチンの接種予約や供給管理などを行う管理システムを提供予定だと発表した。予約管理のほか、在庫管理や副反応があった場合のトレース機能などがあり、各自治体は必要なモジュールを組み合わせて利用できる。海外では2021年2月から既に稼働しているが、国内での提供開始時期は未定。

 提供するのは新型コロナワクチン管理システムである「Vaccination Registration and Administration Solution(VRAS)」。ワクチン接種・供給管理のためのプラットフォームで、「Dynamics 365」と「Power Apps」を組み合わせて開発している。接種対象者向けのオンライン予約機能や通知機能、予約情報をもとにした自治体や委託業者向けの在庫管理機能、接種対象者から副反応疑い報告などがあったときにトレースする機能などを備える。また、予約や通知などの接種対象者との連絡にはLINEも使用できる。

 国内での新型コロナワクチン接種を巡っては、自治体が運用する高齢者への接種が2021年4月に始まる予定で、ベンダー各社は相次いで自治体向けの接種管理システムの提供を始めている。同社の大山訓弘業務執行役員パブリックセクター事業本部医療・製薬営業統括本部長はVRASの特徴として「ワクチン接種のオペレーションは国内外で大きく変わらず、既に海外での実績がある。またモジュール単位で提供するので自治体ごとに合った利用ができる」とした。