AI(人工知能)開発ベンチャーのACESは2022年3月17日、営業支援AIツール「ACES Meet」の正式リリースを発表した。オンライン会議サービスの「Zoom」と連携し、会議の動画から話者ごとに会話を自動で書き起こし、議事録を作成する。1アカウント当たり月額7000円で提供する。

「ACES Meet」の新機能
「ACES Meet」の新機能
(出所:ACES)
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 2021年11月にβ版をリリースし、今回は「話者分離」「表情解析」および「Salesforce連携機能」を追加した。同社が特許を保有する喜びや困った際の表情の特徴点を抽出する「REsCUE」というアルゴリズムに加え、視線推定や顔向き推定など複数のアルゴリズムを組み合わせて、参加者の心理的状態の変化を時系列で把握できる。

 「日本語、商談、オンライン会議に特化したデータをいかに集めるのかがAIの精度を高める鍵だった」とACESの田村浩一郎社長は開発の経緯を振り返る。今後は、会議の重要な発言を自動でピックアップし、議事録をSalesforceに自動入力する機能のリリースを2022年6月までに目指している。

 ACESは東京大学大学院工学系研究科の松尾豊研究室発ベンチャーで、画像や映像解析AIアルゴリズム開発に強みを持つ。