楽天は2020年4月20日、遺伝子検査のジェネシスヘルスケアと連携し、法人向けに新型コロナウイルスの検査キットの提供を始めると発表した。ジェネシスヘルスケアが医療法人社団創世会の協力を受けて開発し、国立感染症研究所のPCR検査法を厳守した。利用者は検体の回収後、最短即日で結果を受け取れるという。

楽天とジェネシスヘルスケアが法人向けに提供する新型コロナウイルスのPCR検査キット
(出所:楽天)
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 2020年4月20日から、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県の5都県の法人向けに提供を始める。法人のニーズや医療体制などを見極めながら、5月以降に順次、提供地域を拡大する予定だ。既に楽天グループで試験導入しており、携帯電話や物流、金融事業などに携わる従業員や関係者を中心に、希望者に提供することを決めている。

 検査キットを使えば、検体の中に新型コロナに特徴的なRNA(リボ核酸)配列が含まれているかどうかを判定できる。利用者は自宅で検体を採取し、検体を入れた容器を三重に密封できる封筒に収めたうえで、専用の回収ボックスに入れればいい。ジェネシスヘルスケアの回収後、約3日以内(土日祝日を除く)に結果を受け取れるという。

 楽天が運営する法人向けサイトで受け付け、税込み1万4900円で提供する。購入数に応じて価格を割り引く。ジェネシスヘルスケアは民間向けに遺伝子検査キット事業などを手掛けている。2020年3月時点でアジア地域を含む約84万人分の遺伝情報データベースを持つ。2017年8月に楽天から出資を受けていた。