ITコンサルティングのシグマクシスは2020月5月11日、同社の経費精算と間接材購買に関する請求書の管理を完全電子化したと発表した。欧州SAPグループのコンカーが提供するSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)を使って新システムを構築するとともに、業務プロセスを見直した。シグマクシスは培ったノウハウを基に間接業務のデジタル化支援サービスを2020年2月に始めた。

 新システムはコンカーの経費管理サービス「Concur Expense」と請求書管理サービス「Concur Invoice」を採用した。スマートフォンなどのカメラで紙の領収書を撮影して電子化し、そのまま申請や承認といった処理をできるようにした。さらに同社はAI(人工知能)ベンチャーのギリアと共同で、AIとOCR(光学的文字認識)を組み合わせた専用のスマホアプリも開発。同アプリを使うと領収書を撮影するだけで金額や日付などのデータを自動的にConcur Expenseに取り込める。

 2019年8月に構想に着手して6カ月後の2020年2月に稼働させた。これまで社員が手作業で実施していた領収書のデータ入力や証憑整理、提出のための移動が必要なくなった結果、経費精算において社員1人当たり28%の工数を削減できたという。シグマクシスは本取り組みで得た知見やノウハウを基に、他社の間接業務のデジタル化を支援するコンサルティングサービス「間接業務のデジタル・トランスフォーメーション」を2020年2月から提供している。