日立製作所は2021年5月31日、オンプレミス(自社所有)環境にある仮想マシンのクラウド移行を支援する「仮想マシン移行ソリューション」を提供開始した。バックアップソフト「Veeam」の活用により移行作業を効率良く行う。価格は個別見積もり。

 仮想マシン移行ソリューションは、Veeamで取得した仮想マシンのバックアップデータをクラウド上の仮想マシンイメージに変換することで移行期間の短縮を図る。通常の移行作業では、仮想マシンのエクスポートやインポートといった工程が必要になる。日立が行った本ソリューションの検証例では、10台程度の仮想マシンから成るWebシステムやDBシステムの移行工数を従来に比べて約40%低減できたという。

「仮想マシン移行ソリューション」による移行作業のイメージ
「仮想マシン移行ソリューション」による移行作業のイメージ
(出所:日立製作所)
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 移行対象の仮想化基盤はVMware、Hyper-V、VMware Cloud on AWSである。これらの移行に際し、移行環境の設計や構築、移行支援に日立のノウハウを生かす。「仮想マシンの台数や移行に要する期間など、顧客の環境やニーズに合わせて適切な計画を提案する」(日立製作所 IoT・クラウドサービス事業部 プラットフォームソフトウェア本部の捧俊道 主任技師)。

 日立は、本ソリューションを2021年1月に開始したクラウド移行支援サービス「プロフェッショナルサービス」の強化策の1つと位置付ける。