NRIセキュアテクノロジーズは2020年6月25日、工場などの生産現場を対象とする机上訓練サービス「工場向けセキュリティ教育・インシデント対応訓練プログラム」の提供を開始した。同プログラムでは、工場のサイバーセキュリティー担当者らが直面しそうなインシデントを訓練シナリオとして提示し、問題を解決するまでの行動や対応を確認する。訓練後に振り返りながら、被害を最小限に抑えるためのルールや振る舞いを改善する。

 同プログラムは「初級」「中級」「上級」の3つにフェーズで構成する。初級は情報セキュリティーの基礎知識や工場を狙った最新のサイバー攻撃の動向などを学ぶ。中級は訓練シナリオへの対応を通じてインシデント検知から解決までの一連の対応を強化する。訓練シナリオを掲示し、セキュリティー担当者が解決するまでの過程を確認する。解決後、対策に不備がなかったか、他部署との連携はできたか、などを振り返る。

「工場向けセキュリティ教育・インシデント対応訓練プログラム」の構成
(出所:NRIセキュアテクノロジーズ)
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 上級は中級の訓練後に実施するプログラムで「インシデントを検知した際の行動」「復旧時の対応」といった場面に区切り、それぞれの場面できちんと対応できていたかなどを細かく確認する。

 NRIセキュアテクノロジーズの久田達也コンサルティング事業本部 セキュリティコンサルタントは「工場のIoT(インターネット・オブ・シングズ)化が進んでおり、クラウドとつながるシステムが増えた。それに伴い、サイバー攻撃を受ける機会も増加している」と警鐘を鳴らす。海外ではサイバー攻撃による被害も広がっているという。

 同プログラムの価格は、中級が税別200万円から。初級や上級は個別見積りとなる。