ソフト開発ベンチャーのカミナシは2020年6月29日、ペーパーレスの業務管理アプリ「カミナシ」の正式提供を始めた。工場やフィールド作業を対象に、紙の帳票や表計算ソフトを使った手作業をタブレットなどで置き換える。作業手順に沿って画面を分岐させるなど、正しい作業を実施させる機能を備える。オフィス業務に比べてペーパーレス化が進みづらかったとされる、いわゆるブルーカラーの業務の働き方改革を支援する。

「カミナシ」の画面例
(出所:カミナシ)
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 カミナシは現場の事務作業をタブレットやスマートフォンで実施するためのアプリだ。従来手書きしていた情報を電子データに置き換えるほか、チェックリストによる作業の確認や承認、転記、集計、メールでの報告、データ検索などの機能を提供する。作業者が入力した結果に応じて、続けて表示するチェックリストやマニュアルを変えて正しい作業手順に導くほか、定期点検などの作業状況や集計結果を管理者が一元的に把握できる。

 2020年3月にベータ版を公開したところ、製造や小売り、飲食など30社が導入した。工場の設備点検や監査、飲食店の衛生管理、サービス業の品質管理など、紙と手作業が主体だった現場業務のデジタル化を想定する。料金は利用者1人当たり月額5000円(税別)から。月額費用の2カ月分の初期費用が別途必要だ。2023年までに800社の導入を目指す。