クラウドフレア・ジャパンは2020年7月20日、都内で説明会を開き、東京オフィスの設立について発表した。

 説明会には、米Cloudflare(クラウドフレア)のAPAC代表を務めるアリザ・ノックス氏がシンガポールからリモートで参加した。「Cloudflareはアジア太平洋地域でめざましい成長を遂げている。今回、新たに東京支社を設立し、日本代表を置くことで、日本市場へのコミットメントを強化する」と語った。

米Cloudflare APAC代表のアリザ・ノックス氏
(撮影:山口 健太)
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 CloudflareはCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)以外にもファイアウオールやWAF(Webアプリケーションファイアウオール)、DDoS(分散型のサービス妨害)攻撃対策などのセキュリティー製品も展開している。最近では、社内ネットワークを含めて全てのネットワークを危険と見なす考え方である「ゼロトラスト」やサーバレスのソリューションにも注力しているという。

Cloudflareが展開する製品やソリューションの概要
(出所:クラウドフレア・ジャパン)
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 Cloudflareは10年前に設立され、世界100カ国以上、200を超える都市にデータセンターを展開しているという。2700万個以上のインターネット関連機器を保有しており、先進国のインターネット人口の99%がCloudflareのネットワークから100ミリ秒圏内に存在しているとした。

Cloudflareのネットワーク
(出所:クラウドフレア・ジャパン)
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 Cloudflareが登場した背景についてノックス氏は次のように語った。「セキュリティーやパフォーマンスの課題に対して、企業はオンプレミスで機器を設置することで対処してきたが、コストや技術的負債、依存関係が複雑化している。クラウド移行に伴い、グローバルなクラウドプラットフォームが求められている」。

 Cloudflareの有料サービスを利用する企業にはサポート支援サービスの米Zendesk(ゼンデスク)やマーケティング支援の米HubSpot(ハブスポット)、米IBMなどが名を連ね、世界の有力企業「Fortune 1000」の13%が使っているとした。Cloudflareのネットワークを通過するユニークIPアドレスは1日当たり10億個以上に達するという。

Cloudflareを使う企業の例
(出所:クラウドフレア・ジャパン)
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日本支社の代表に青葉氏が就任

 東京支社の詳細は、クラウドフレア・ジャパンの日本代表に就任した青葉雅和氏が説明した。シスコシステムズや日本IBMなどIT業界で30年以上の経験を持つという青葉氏は、「これまで多くのベンダーのさまざまなセキュリティー製品を使う必要があり、システム担当のお客さまには苦労をかけてきた。Cloudflareなら全て1社で対応できる」とした。

クラウドフレア・ジャパンの日本代表に就任した青葉雅和氏
(撮影:山口 健太)
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 日本市場への取り組みについて、Cloudflareは米国で2010年に設立した数カ月後には東京に、2015年には大阪にCDNのPoP(ポイント・オブ・プレゼンス)を設置したことを挙げた。。既に多数の無料ユーザーがCDNを利用しているという。

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