シマンテックは2019年7月10日、同社のセキュリティーブランドであるノートンから個人向けの新製品を発表した。特別なツールを使わないとアクセスできないWebサイト「ダークウェブ」などへの個人情報の流出を検知し、利用者に知らせる。

 新製品「ノートン ダークウェブ モニタリング Powered by LifeLock」を2019年7月11日から発売する。利用者は事前にクレジットカード番号や銀行口座番号、メールアドレス、電話番号、住所など流出した際に検知したい情報を登録しておく。登録した情報がダークウェブで売買されたり取引されたりしている可能性を検知すると、メールで通知が届く。

「ノートン ダークウェブ モニタリング Powered by LifeLock」の使い方
(出所:シマンテック)
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 流出を検知したい情報の登録や更新、通知内容の確認は専用のポータルサイトやアプリで可能だ。製品単体の価格(税別)は1年版が2780円、2年版が5560円、3年版が8340円(いずれも1台分)。

ノートン ダークウェブ モニタリング Powered by LifeLockによる通知例。流出の危険がある情報に応じて推奨の対策を案内する
(出所:シマンテック)
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 シマンテックの正木敏博常務執行役員ノートン事業統括本部統括本部長は、「ここ2~3年で急増しているのは、企業がハッカーから攻撃を受けて個人情報が流出するケース。そうして漏れた情報がダークウェブで売買されているのが現状」と話す。同日の発表会では、吉本興業のお笑い芸人100人を対象にメールアドレスの流出の有無をチェックし、35人のアドレスが外部に漏れていたとする結果も公表した。

発表会では、お笑い芸人の陣内智則さん(左から3番目)などが個人情報の流出がないか新製品を使って確認した
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