コーレルは2021年8月10日、仮想化ソフトウエアの新製品「Parallels Desktop 17 for Mac」を発表した。最新OSとしてWindows 11やmacOS Monterey(バージョン12)に対応し、機能やパフォーマンス向上を図った。発表当日より順次発売する。

コーレルが「Parallels Desktop 17 for Mac」を発表
(出所:コーレル)
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Windows 11やmacOS Montereyに対応

 新製品ではApple Silicon(M1)への対応を強化した。M1での動作自体はParallels Desktop 16.5で対応していたが、今回のバージョン17ではM1用とIntel用の両方のバイナリーを含むユニバーサルバイナリーに対応した。

Parallels Desktop 17でWindows 10などの仮想マシンを実行している様子
(出所:コーレル)
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 仮想マシンのゲストOSとして、新たに2021年内にリリース予定のWindows 11に対応する。今秋リリース予定のmacOS MontereyにはホストOSとゲストOSの両方で対応する。

 Windows 11のハードウエア要件となったTPMのサポートも強化する。バージョン17からはM1 Macで仮想TPM(vTPM)機能に対応。また、これまではProやBusiness向けの機能だったが、新たに標準エディションでも利用できるようになる。

 IT管理者向けには、仮想マシンに割り当てるリソースを自動設定する機能を搭載した。1つの仮想マシンを異なるスペックのMacに展開する場合でも自動的に最適化されるという。

 パフォーマンス向上のデモは、16GBのメモリを搭載したM1 MacBook Proで実施した。「Microsoft Access」を起動するデモでは、Accessのアイコンをクリックし、Parallesの中でWindows 11が起動、Accessのウインドーが開いて使えるようになるまで約3.5秒だった。

 Windows 10/11向けには新しいディスプレードライバーを開発し、応答性やビデオの再生を改善した。垂直同期性能を測定するWebサイトでは59〜60fpsが出ており、Paralles 16.5の37fps程度から大きく改善したという。

 Parallelsのオンラインストアでは2021年8月10日から、全国の家電量販店やEコマースサイトでは8月27日から順次発売する。オンラインストアで販売する「Parallels Desktop 17 for Mac 標準エディション」の新規および更新サブスクリプションの標準価格は年間8345円(税込み)。