コーレルは2020年8月11日、仮想化ソフトの新製品「Parallels Desktop 16 for Mac」を発表した。オンラインでは同日より日本を含む世界各国で販売を始め、日本国内では8月21日に店頭で発売する。

macOS Big Surに対応、Apple Silicon版も開発中

 オンラインで開いた説明会には、コーレルの渡邉浩志セールスグループ営業部長が登壇した。コロナ禍の影響について、「ParallelsのPro版は9%、Business版は12%成長するなど、サブスクが伸びている。在宅勤務が増えており、リモートアクセスのParallels RASも大幅に成長した」と語った。

 米パラレルス(Parallels)のカート・シュマッカー シニア プロダクトマネージャーが登壇し、新製品を説明した。製品構成は従来と同じStandard、Pro、Businessの各エディション、macOS標準のアプリストア向けの「App Store Edition」のほかに、Apple Silicon向けのプロトタイプを加えた。

Parallels Desktop for Macの製品構成
(出所:コーレル、以下同じ)
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 Apple Silicon向けのプロトタイプは、米アップル(Apple)の開発者会議「WWDC 2020」においてデモとして披露された。「現時点ではプロトタイプのため詳細を語ることはできないが、2020年後半にもう少し言及できるだろう」(シュマッカー氏)。

 シュマッカー氏は米グーグル(Google)との間でChromebook Enterpriseについて提携したことにも触れ、「2020年秋以降に、より多くの情報をお届けする」と語った。

新しいシステム拡張に対応、新機能や高速化も

 Parallels Desktop 16 for Macの特徴として、Windows 10の完全サポートに加え、2020年秋に正式リリース予定の「macOS Big Sur」(バージョン11.0)への対応を挙げた。Big Surの出荷開始後、即座にホストOSとして利用可能にする。ゲストOSとしてBig Surを利用するにはいくつかの問題があるものの、アップデートで解決する予定とした。

 アップル標準の新しいシステム拡張を利用可能にする開発作業に最も時間を割いたという。アップルはBig Surにおいてサードパーティ製のカーネル拡張(kext)を非推奨とした。このためパラレルスは「25人年」以上のリソースを費やしてソフトウエアを書き直したという。

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