米Amazon Web Services(アマゾン・ウェブ・サービス、AWS)は2021年9月2日、6時間ほど続いたネットワーク接続の障害が復旧したと公表した。午後1時42分(日本時間、以下同)現在、サービスは正常に稼働しているという。

AWSの運用状況を示すWebページの説明
AWSの運用状況を示すWebページの説明
(出所:米Amazon Web Services)
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 AWSの運用状況を示すWebページの説明によると、午前7時30分から午後1時42分の約6時間にわたって、同社が「Direct Connect」と呼ぶ専用ネットワーク接続を利用した東京リージョンのAWSサービスへの通信でパケットロスが増加した。この通信の接続に使用する複数のコアネットワークデバイスの問題が要因という。

 この障害によって、AWSを利用する幅広い企業が影響を受けた。全日本空輸(ANA)は全国の空港にある有人カウンターの端末、Webサイトの国内線とツアー機能のそれぞれ一部が午前11時30分ごろから午後0時40分ごろまで利用できなくなり、8便に最大13分の遅れが生じた。日本航空(JAL)は航空機に搭載する貨物の重量バランスを計算するシステムをAWS上で運用しており、一時アクセスしづらくなった。「アクセスが完全に遮断されてはおらず、運航への影響はなかった」(JAL広報)としている。

 NTTドコモは同日午前9時ごろからdメニュー、dマーケットなどの一部サービスが利用しにくい状態が発生したが、午後1時42分に回復したと公表した。気象庁もWebサイトのリアルタイムコンテンツの更新に遅れが発生する場合があると公表していた。