KDDIは2020年9月7日、個人の健康データ管理やオンライン診療ができる健康管理アプリを開発し、2021年4月以降に商用提供すると発表した。体重や運動量管理やAI(人工知能)受診相談といった一部機能は、2020年11月からフィールド実証として東京都豊島区民を対象に提供する。

 KDDIが提供する健康管理アプリは複数の機能を提供する。具体的には、日々の運動や活動、健康状態などを管理するパーソナルヘルスレコード(PHR)機能や、運動や健康をサポートするインセンティブ機能、健康診断結果の画像を読み込んで生活習慣病リスクを予測する機能、気になる症状を入力してAIからの質問に答えることで受診を支援するAI受診相談機能、オンライン診療機能、オンライン服薬指導機能などである。

健康管理アプリにおける基本4機能のスマホ画面のイメージ
(出所:KDDI)
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 東京都の事業の一環としてKDDIは豊島区と提携し、フィールド実証として2020年11月から基本機能を豊島区民を対象に無償提供する。インセンティブ機能としては、歩数などの運動量が一定以上になるとポイントを付与し、そのポイントを使って健康食品などと交換するといったものを想定している。実証を経て、来春からオンライン診療やオンライン服薬指導などの機能も有償で利用できるようにする。体重計などのデバイスとの連携も拡充する。

 2021年春以降もユーザーは4つの基本機能(PHR、インセンティブ、生活習慣病リスク予測、AI受診相談)を無償で使える。KDDIは従業員向け健康経営のソリューションとして、法人向けの有償提供なども想定しているという。同社はアプリ開発をパートナー企業と進めている。例えばAI受診相談機能はAI問診「Ubie(ユビー)」を提供するUbieと組んだ。来春以降のオンライン診療、オンライン服薬指導などの機能追加も、パートナー企業と連携して進める。