富士フイルムは2019年9月2日、磁気テープ規格「LTO Ultrium」の第8世代「LTO-8」に対応した新製品「FUJIFILM LTO Ultrium8 データカートリッジ」を発売した。最大容量は12テラバイト(TB)で、圧縮時容量は30TB。データ転送速度は360メガバイト(MB)/秒である。

LTO-8規格の磁気テープカートリッジ
(出所:富士フイルム)
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 大容量データのバックアップや長期保存(アーカイブ)に向いた磁気テープは、日本では過去の遺物と思われがちだが、ビッグデータの活用が盛んな米国など海外では依然として需要が高い。富士フイルムは磁気テープの世界最大手で、生産した磁気テープのほとんどを輸出している。

 今回発売したLTO-8の磁気テープは、前世代のLTO-7に比べて最大容量が2倍になった。LTO-8のカートリッジは960メートルの磁気テープを格納する。幅1.265cmのテープ表面にはデータを記録するトラックが6656本存在し、磁気ヘッドは32トラックを同時に読み書きする。

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