ソフトバンクロボティクスは2020年9月28日、飲食店などで料理を運搬する自動走行の配膳ロボット「Servi(サーヴィ)」を2021年1月から提供開始すると発表した。費用は3年レンタルで月額9万9800円(税別)。

 Serviはソフトバンクが出資する米ベア・ロボティクス(Bear Robotics)が開発した。幅486mm、全長462mm、高さ1051mmで、60㎝の通路幅があれば走行可能。最大積載量は35㎏。約4時間の充電で、約12時間連続稼働する。

 LiDARセンサーと3Dカメラ3台を備え、障害物や段差を検知する。位置認識のためのマーカーを天井に貼る必要はなく、通路の地図作成なども含めて3時間で設置可能という。

飲食店などで料理を運搬する自動走行の配膳ロボット「Servi(サーヴィ)」
出所:ソフトバンクロボティクス
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 国内10社以上の飲食店店舗で実証実験を実施。Servi導入によって配膳や下げ膳の労力が減ったことでホールスタッフの接客時間を2倍に伸ばしたり、ランチピーク時の座席回転率を2割向上させたりした効果がみられたという。開店準備のセッティングや片付けにも活用することで、1日9時間分の労働をServiに置き換えて月約40万円相当の経費削減につながるとした。

 セブン&アイ・フードシステムズではファミリーレストランのデニーズで実証実験を行った。発表会に登壇した小松雅美社長は、従業員の料理提供と下げ膳の労力が減り、接客が丁寧になるなどの効果がみられたとして、「導入を正式に決定した。多店舗導入を目指す」と話した。

 配膳ロボットを巡っては飲食店での労働力不足に加えて、新型コロナウイルス対策としても導入が進んでいる。