「西日本では最大の規模であり、初の本格的な拠点だと自負している。関西はいま活気にあふれている。顧客企業がその波に乗れるよう寄与したい」。NTT西日本の小林充佳社長は2019年8月26日に設立したDX(デジタルトランスフォーメーション)拠点「LINKSPARK(リンクスパーク)」に関して、こう意欲を見せる。

NTT西日本の小林充佳社長
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デジタル活用のイメージをつかめる

 LINKSPARKは顧客企業のデジタル活用を支援する専門拠点。大阪・梅田の「グランフロント大阪」内に置く。企業が抱える課題を洗い出し、AI(人工知能)やIoT(インターネット・オブ・シングズ)といったデジタル技術を活用してどのように課題を解決できるかに関する当たりを付ける作業を支援する。デザイン思考を基にしたNTT西日本のDX手法「AIBASE」を使う。

 「これまで当社がコンタクトしていたのは主にIT部門や総務部門。だがDXのテーマ設定には業務部門の協力が欠かせない。業務を担う人たちにデジタル技術に興味を持ってもらい、活用のイメージが湧くよう工夫した」と、上山太一デジタルデータビジネス推進室室長は説明する。

LINKSPARKのデモスペース「Play Field」の様子
写真提供:NTT西日本
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 Play Fieldと呼ぶスペースに様々なプロトタイプを用意。NTT西日本の担当者は顧客から要望を聞き、プロトタイプを実演しながら反応を見ていく。例えばシステムの「入力」と「出力」、さらに処理を構成する「音声認識」「自然言語処理」などの技術をブロックで表現。ブロックを並べ替えるとAIによる処理が変わる様子をビジュアルに把握できるようにしている。プロトタイプを通じて、「入力と出力をしっかり決めておけば、その間の処理は柔軟に変更できるというデジタル活用のイメージをつかみやすくなる」(上山室長)。

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