マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社は2019年10月8日、東京・六本木に10月10日に開設予定の「IoT Center Japan」を報道関係者に公開した。顧客企業のデジタル変革推進のための拠点と位置付ける施設で、先端技術を活用したソリューションの展示やデモのほか、イベントを開催したりトレーニングを提供したりする。

「IoT Center Japan」の設備
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 IoT Center Japanは同社と、米マッキンゼー・アンド・カンパニー(McKinsey & Company)が2015年に買収した英クォンタムブラック(QuantumBlack)が共同で運営する。クォンタムブラックは、データ分析に強みを持つ企業。クォンタムブラックの技術力やノウハウと、戦略立案や組織変革といったマッキンゼーの知見を合わせて顧客企業を支援する。

 マッキンゼーがグローバルで300社の経営者を対象に実施した調査によると、日本企業の経営者はIoT(インターネット・オブ・シングズ)やインダストリー4.0といった戦略の成熟度が他国に比べて低かった。これらの意思決定へのCEO(最高経営責任者)の関与度合いも低かったという。

 IoT Center Japanでは、製造や物流といった現場でのデータ活用の様子を展示や動画などで紹介。経営者がデジタル変革を体感できる場とする。顧客企業の社員がIoT Center Japanに常駐し、マッキンゼーやクォンタムブラックのメンバーと一緒にプロジェクトを進めていくといった活用も予定する。デジタルありきではなく「顧客のビジネスに与えるインパクトを一番に考えて取り組む」(マッキンゼーのアンドレ・アンドニアン日本支社長 シニアパートナー)とした。

マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社のアンドレ・アンドニアン日本支社長 シニアパートナー
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