大日本印刷(DNP)は2021年10月26日、組み合わせ最適化問題を高速で解くソフトウエア「DNPアニーリング・ソフトウェア」を開発したと発表した。従来手法と比べて約10倍の速さで計算したという。工場の生産計画や人員計画、物流経路の最適化などでの利用に向けてまずは自社内で活用し、2022年度内に販売する計画だ。

 開発したソフトは、一般的なGPU(Graphics Processing Unit)搭載のパソコンで利用できる。そのため高価な専用コンピューターの導入や運用などが不要だとする。シミュレーテッドアニーリング、パラレルテンパリング、量子モンテカルロの3種類の演算手法を搭載し、課題に応じて手法を使い分けたり同時に用いたりすることで、高速に解く。

 印刷工程の予定の自動作成に活用したところ、従来の方法と比べて約10倍の高速化を実現したとしている。まずは社内での利用を進め、顧客企業などからの受託業務に活用する。2022年度内にソフトウエア販売などの事業化を目指す。