野村総合研究所(NRI)は2021年11月9日、米Core BTS, Inc.の持ち株会社である米Convergence Technologies, Inc.の発行済み株式を、522億9200万円で100%取得することを決定したと発表した。

 買収主体はNRIの完全子会社であり、米国における地域統括会社である米Nomura Research Institute Holdings America, Inc.(NRIホールディングス・アメリカ)だ。内製化が難しい領域を支援する事業の北米における基盤を築き、グローバル事業のさらなる拡大を目指す。

 クラウド基盤やセキュリティーなどの内製開発が難しい領域を担当する「デジタル・エンジニアリング」のニーズが高まっている。システム開発の内製化にかじを切る企業が多いからだ。一方でデジタル・エンジニアリングを総合的に支援する企業はまだ少ないため、NRIは今後この分野の成長が大きいと判断した。Core BTSは米Microsoftや米Ciscoと戦略的パートナーシップを締結し、クラウドやネットワーク、セキュリティーなどの領域においてコンサルティングからシステム開発・導入、運用までのサービスを提供している。

 NRIは長期経営ビジョン「Vision2022」でグローバル事業の拡大を掲げ、2015年3月期に169億円だったグローバル事業の売上高を2023年3月期に1000億円に伸ばす目標を設定している。