Cogent Labs(コージェントラボ)は2021年12月13日、AI(人工知能)を使って、様々な種類の文書ファイルを仕分けしたり、文書の内容を読み取ってデータにしたりする新サービス「SmartRead」の提供を始めた。
特徴の1つが、紙文書をスキャンして作成した文書ファイルを、種類に応じて仕分けをする機能を盛り込んでいること。文書ファイルはJPEGやPNG、TIFFといった画像形式や、PDF形式が仕分けなどの対象になる。最大で500種類の文書を仕分けできるようにしている。
申請書や申込書といった帳票レイアウトが決まった文書に加えて、報告書といった長い文章が続く文書、また図面も文字読み取りの対象にしている。今後は、文書上に記入されている項目は同じではあるものの、項目を記入する位置が文書によって異なるケースも、読み取って結果を表などにまとめられるよう順次、機能強化していく。文字については活字に加えて手書きも読み取れる。
SmartReadの年額料金は税別で36万円から。同社はこの新サービスを、これまで提供してきたAI OCR(人工知能を組み込んだ光学的文字認識)サービス「Tegaki」を大幅にリニューアルした後継の「IDP(Intelligent Document Processing、高度文書処理)サービス」と位置付ける。