クラウドストレージサービスで2005年に創業した米Boxは、「クラウド・コンテンツ・マネジメント」にビジネス領域を拡張し、現在は全世界で9万5000社以上、日本では4800社以上の企業にサービスを提供している。2019年7月に来日したCEO、共同創業者兼会長であるアーロン・レヴィ(Aaron Levie)氏に、同社のサービスの進化と成長を支えた企業文化を聞いた。

米BoxのCEO、共同創業者兼会長であるアーロン・レヴィ(Aaron Levie)氏
(撮影:新関雅士)
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Boxはクラウドストレージを提供する会社からスタートした印象がある。競合が多い分野で、どのような進化を遂げてきたのか。

 創業当初はコンシューマー向けのサービスだったが、セキュリティーを確保したコラボレーション環境に企業が高いニーズを持っていることが見えてきた。

 大企業向けの市場に大きな可能性を感じ、2007年にBtoBに100%注力する戦略に変えた。

Boxは最近、「クラウド・コンテンツ・マネジメント」という言葉でサービスを説明しているがこの意図は。

 サービスを提供しているうちに、企業がストレージに蓄積する多様なリソース(同社は「コンテンツ」と呼んでいる)を管理するために、新しい方法を求めているという気づいた。

 こうしてデザインしたのが、企業が求めるセキュリティーやガバナンスの高さを維持しながら、ワークフローに基づいたコラボレーション環境を「一つのプラットフォームで」管理するクラウド・コンテンツ・マネジメントだ。現在の形に至るまでそれぞれの機能には一貫性を持たせて、12年の歳月をかけて進化させてきた。

顧客の声を聞いてビジネスの方針を決めることは、容易であるようだが非常に難しい。何故それができたのか。

 私たちは、顧客からのサービスに対するフィードバックを聞くことに時間を費やして、自分たちの製品を継続的に変革させてきた。

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