米GEが1980年代後半に全社規模で導入した「ワークアウト(Work-Out)」を解説するシリーズは、いよいよ今回が最終回となる。前回に続き、最後のステップとなる「行動」を解説する。

 前回、「行動」を継続するための工夫を4つ挙げた。具体的には、

  1. 「ワタシタチゴト」に引き上げる
  2. モチベーションを守る
  3. ゴールを何度も確認する
  4. 失敗も成功もコミュニケーションして巻き込む

である。1.と2.は前回説明したので、今回は3.と4.を説明する。

(出所:123RF)

3. ゴールを何度も確認する

 1.に示したように、グループのメンバーが「ワタシタチゴト」としての責任意識を持てたとしても、メンバーの行動スタイルは同じではない。熟考を重ねて石橋をたたかなければ渡らないメンバーや、具体的で詳細な行動計画さえ立てばどんどん実行するメンバー、まず行動してから考えるメンバーなどがいる。

 メンバーごとのスタイルの違いを、同じにそろえようとする必要はない。それぞれのスタイルで計画を「行動」すればいい。

 ここで大切なのは、同じゴールに向かって行動しているかどうかだ。そのためには、グループメンバー同士が、ゴールは何かを問い続け、確認し合う必要がある。これまでの例では、「『挨拶』によってチームの力を結集して結果を出すこと」をゴールとして設定してきた。各人が、ゴールに向かった行動であるかを何度も確認する必要がある。

 メンバーは、個々にゴールを定義できているか? ゴールを共有できているか? なぜそのゴールを目指しているのか?を常に確認することで、些末(さまつ)な問題や方法論にとらわれないようにする。その上で、自分のスタイルでゴールを達成するために集中する、つまり計画を具現化する「行動」だけに注力するのだ。

 この「行動」とは、以前の記事で説明した「明らかな原因と結果の因果関係がある行動」のことである。

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