調査会社のIDC Japanは、国内データセンターサービス市場が成長を続け、2023年の市場規模が2兆円に迫るという予測を明らかにした。2018年~2023年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は8.8%になるという。

 国内データセンターサービス市場が成長を続ける背景には、AI(人工知能)やIoTなど最先端技術の稼働基盤となる「クラウド系サービス」への新規需要がある。これに対して「非クラウド系サービス」に分類される従来型のデータセンターの利用企業は、既存サービスの利用を継続する意向が強いという。

(提供:123RF)

 IDCは国内データセンターサービスを、「日本のユーザー企業が利用している、事業者のデータセンター内で運用監視されているサービス」と定義している。データセンターの所在実態が国内にあるか海外にあるか、そして情報サービス事業者が国内企業か海外企業であるどうかは問わない。

 その上でデータセンターサービスを、クラウド系サービスと非クラウド系サービスに分類している。クラウド系サービスの売上額は、米AWS(Amazon Web Services)や米マイクロソフト、米グーグルなどのクラウド事業者が提供するサービスの売上額に、クラウド事業者に設置場所や稼働環境(電力やネットワーク)を提供するインフラ事業者の売上額を加えたものだ。

 IDCでは、

  • 顧客企業はサーバーのリソースを所有しない
  • 利用量に応じて従量課金される
  • リソースの増減が自動で設定できる
  • 利用者側に管理コンソールが提供されている

といった定義を満たしたものをクラウド系サービスとして定義している。

 これに対する非クラウド系サービスとは、従来型のWebホスティングや業務システムの運用管理を受託しているシステムインテグレーターなどのサービスである。

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