調査会社のIDC Japanは、国内IoT市場のユーザー支出額が2023年に11兆5800億円に達するという予測を明らかにした。2018年の同市場は6兆2270億円で、2018年~2023年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は13.2%になるという。2022年には10兆円の大台を超えるとIDCは見ている。

ソフトウエアとサービスが今後の成長をけん引

 IDCは国内IoT市場を四つのカテゴリに分けている。

 (1)IoTに関わる処理を担うサーバーやストレージ、通信機器などにセンサーを含めた「ハードウエア」、(2)4G(第四世代移動通信システム)などの通信基盤に、近距離通信のBluetoothやWi-Fiなどを加えた「コネクティビティ」、(3)IoTプラットフォームとそれに付随する各種アプリケーションを加えた「ソフトウエア」、(4)IoTの導入・運用を担うシステムインテグレーションやコンサルティングなどの「サービス」――である(図1)。

図1●国内IoT市場支出額、2018年~2023年
出典:IDC Japan
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 この4セグメントのうち、成長率が高いのは「ソフトウエア」と「サービス」で、それぞれ2023年時点で18年の2倍以上となる。2018年~2023年のCAGRは「ソフトウエア」が16.6%、「サービス」が15.8%でIoT全体の成長率を上回る。

 2018年時点で支出額が最も大きいのは「ハードウエア」で、2018年の実績は市場全体の3分の1を超える約2.3兆円である。しかし、2023年までの成長率は「ソフトウエア」と「サービス」に及ばず11.3%となり、2023年時点の支出額は「サービス」に大差を付けられる見通しである。

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