調査会社の米シナジーリサーチグループは2019年6月27日、 「Enterprise SaaS の市場予測と事業者シェア」と呼ぶ調査結果を公表した。同社は2019年第1四半期のエンタープライズ向けSaaS(Software as a Service)市場の売上高が230億ドルを超え、年間では1000億ドルを上回ると予測。同市場は年間30%近くのペースで成長し続けているという。

(提供:123RF)

 事業者別に見ると、全世界で17%のシェアを得た米マイクロソフトが首位となり、以下は米セールスフォース・ドットコム、米アドビ システムズ、欧州SAP、米オラクルが続いている。上位5社は、得意とする事業ドメインは異なるものの、エンタープライズ向けSaaSで、高い成長率を維持している。

図1●エンタープライズ向けSaaSの事業者別シェアと年間成長率
米シナジーリサーチグループのリリース(https://www.srgresearch.com/articles/saas-spending-hits-100-billion-annual-run-rate-microsoft-extends-its-leadership)から引用
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SaaS事業者として成長続けるマイクロソフト

 マイクロソフトは、Microsoft OfficeをSaaSとして利用できる「Microsoft Office 365」が好調で、市場のリーダーの座を堅持している。同社の過去の4四半期から見た年間成長率(以下、年間成長率と表記)は34%で、市場全体の成長率を上回っている。

 同社のSaaSの中で大きな成長を見せているのがコラボレーションツールの「Microsoft Teams」である。Teamsはビジネスチャット機能のほか、WordやExcel、PowerPoint、Outlookといったアプリケーションとの親和性が高く、各種ファイルを使ったグループ内での共同作業を手助けする。マイクロソフトは、2018年8月に400万に満たなかったTeamsの1日のアクティブユーザー数が、2019年7月に1300万を突破していたことを明らかにしている。

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